嫌われじいさんと捨て猫チビ

猫嫌いのじいさんが飼い猫と戯れる日常と読んできた本の感想たまに。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

発光ダイオード(LED)・・・

発光ダイオードすなわちLEDは前からありましたが、ネオンのように青色がありませんでした。ネオンは赤、青、緑の三原色で、さまざまな色の組み合わせによって、映像のような表現も自在に出来ました。 私がネオンの修行を始めた頃は、ネオン業界はバブルの波…

青と赤・・・

ネオンは、管に塗られた塗料によってさまざまな色彩の色が発光するのですが、そもそも管の中に入れるガスは、赤のガスがネオンガスで赤色の発光、青のガスがアルゴンガスを入れると青色の発光をします。 最もそれも受け売りでしかありませんが、まだほかに色…

修行の始まり・・・

次の日からネオン管造りの修行が始まりました。 と、言ってもネオンは元より、電気の電の字も知らない、どしろとの事、教えるほうも、教えられるほうも、戸惑うばかりの数時間、取敢えずネオンの構造、明りが点く仕組みなど、まずはネオン官を作る過程におい…

強引に・・・

とかなんとか、そんなに簡単にはいかないのが世の常。教える側の末っ子の抵抗もありました。折角苦労して覚えてきた技術を、知り合いとはいえ、彼に何のメリットもないうえ、どしろとに教えるのが、どれだけしんどいか、私にも判ってはいました。 しかし、専…

弟子入り・・・

暖炉の仕事もなく、毎日ぶらぶらしている私を見かねたのか、専務が会社へ行く序に、遠回りして、迎えに来ては連れ出すことが日課のようになっていました。 そのまま現場へ行ったり、工場に行ったりしていました。 その内、末っ子のネオン工場に興味が湧き、…

看板屋の仕事・・・

看板と言っても、多種多様な分野に別れています。 例えば描き看板、それこそペンキと筆だけで、其れでも看板屋として成り立つのです。 大きな車両を使って、大きな看板造るのも看板屋。彼らの看板屋としての仕事は、それらの中間の仕事を、摘まむ程度の美味…

五人兄弟・・・

長男の社長は、お金の工面で年がら年中頭を悩ませている、夫婦そろって愚痴ばかり。 次男が私の同級生で、一応専務、従業員五人の総勢十名の零細企業、会社の中では一番親しまれているし、一番のやり手、手も早い、社長と違って気前もいい、それが後々仇とな…

瞑想の時・・・

暖炉屋を本格的に発足するべく、取敢えずカタログを百枚印刷封筒に入れ、電話帳に載った設計事務所に、当てずっぽうに送付。 暖炉、薪ストーブ、余ほどの富裕族でもない限り、そう簡単に造ろうとする族も稀だとは思うのですが、それにしても見事に的外れ空振…

シンガポール・・・

初めての海外旅行は、アメリカ領のサイパンでした。 なんといってもサイパンは近くてよろしい、飛行機で名古屋から三時間、当時名古屋からは今のセントレアは影もなく、小牧空港しかありませんでした。私の家からは車で十五分ぐらいです。本当に近くて便利と…

元号について・・・

いま日本では新元号について、喧々諤々騒がしくなってきました。 私は何も皇族を崇拝しているわけでも、敬って要るわけでもないのですが、どちらかと言えば、無関心に近い、不敬罪に近い?でもないか?どっちでもいいが、三十年前の昭和の最後のことを思い出…

無事帰還・・・

翌日には雪は止んでいました。 午前中には煉瓦積みも完了、早々帰路に就くことにしました。 帰路の途中は、雪の気配など何処に? ピーかん、夕方の明るい内に名古屋のわが家に帰還・・・

雪にビックリ・・・

雪と言ってもまだ10月、高を括っていました。 もう少しで煉瓦積みは、終了する積りでいました。10時頃には帰れる積りでいました。 軽井沢を甘く見ていました。 煉瓦を切りに表に出てビックリ、雪が降ってきたと聞いて確か10分位いしか経っていなかったのに、…

雪の軽井沢・・・

煉瓦数百枚積むのにウンザリしていました。 煉瓦にも作る地方で、品質が違っていることが判ってくるようになって来ました。 群馬でも煉瓦は造っているらしい、私の地元の近く常滑でも煉瓦は造られています。 常滑ではもともと瓦造りが有名な産地です。煉瓦と…

軽井沢の管理人・・・

若い夫婦の管理人の奥さんのほうは、プロゴルファーの卵らしい。 私より若い夫婦は、冬の間、ゴルフのオフの間この別荘の管理をしているそうです。 一様プロとは言っても、賞金を稼げるプロはほんの一握りしかいないらしい。 彼女はそのひと握りに入っていな…

冬の軽井沢にて・・・

10月の半ばから軽井沢の浅間山の麓で、薪ストーブの設置場所の床と壁面を、煉瓦積みの仕事を社長から請け負う事になりました。 軽井沢は話によると長野県と群馬県、それから北軽、西軽、中軽とか、いろんな呼び名の軽井沢が有るらしい、訳わからない、まあ…

薪の調達・・・

暖炉は無事完成しましたが、肝心なことを見過ごしていました。 薪が無ければ、唯の焼却場でしかありません。私の場合群馬に何度となく往復していましたから、長野県の山道の端っこに白樺の倒木を何度となく見ては、適当の長さ、車に乗る大きさの物を、積んで…

煙突の容量・・・

炉の中の容積とか、そこから排出する煙の量とか?無学の私には何とも頓珍漢な難題でしかありません。暖炉の社長にとってはお茶の子再々だと思いますが、私にとっては天文学的難題でしかありません。 だから私は私なりに、感に頼って適当にとはいっても、それ…

 煙突について・・・

暖炉造りにおいて、煙突が可成り重きを置いています。 極端なこと言えば、暖炉に火お付けたとき、煙が部屋の中に充満してしまっては、何ともできません。それこそ部屋中の窓、換気扇を思いっ切り開放しなければなりません。 冗談と聞き流さないでください。…

煙突の取り付け・・・

いよいよ最終段階の煙突部分の仕上げに入りました。 暖炉造りにおいて一番肝心な、そして一番気を付けなければいけない部分が煙突です。 暖炉造りにもいろんな決まりごとがありまして、消防法にも拘わりがあります。 煙突の高さにも規約がありますが、当時の…

わが家の暖炉・・・

3メートル程の楢の木を頂いて、名古屋に帰って来ました。 この度の群馬行は殆ど無駄足でしたが、この甲板が収穫と、納得するしかありません が、収穫と言えば収穫でしょう、よそで買えば10万はする筈でしたから? しかしその大木は二メートル程に両端を切…

甲板を頂いて・・・

名古屋へ帰る時、もうすぐ出来上がる我が家の暖炉のため、メインになる甲板を進呈するとの事、山と積まれた甲板の中から、好きなのを選んでくださいとのお言葉、でも、甲板は何年も寝かして、乾燥させた貴重な製品、値も張る代物、簡単に甲板についてて説明…

君は何をしに?・・・

ひとまず宇都宮での現場は、餃子を食べただけで、群馬に帰りました。 コンクリートの躯体を斫るのに一週間くらいかかるとの事、その間名古屋に帰ってまた群馬に戻るのも面倒で、群馬のアパートで過ごすことにしました。気乗りはしませんでしたが、無駄な浪費…

初めての請負仕事・・・ 

暖炉の形が出来てきたころ、社長からの電話、栃木の宇都宮で注文が入ったとの事、私と岡山の人とで請け負ってほしいとの事、二つ返事で請け負うことにして、岡山の人に連絡群馬のアパートで待ち合わせ。 どうせ群馬の工場から、いろんな道具を積み込む必要が…

我が家の暖炉&薪ストーブ・・・

我が家で暖炉を造ろうと思い立って図面を書いて、社長に評価を頂きました。 合格との事、今の家でなく、前の家?今は三階建て、その前の二階建ての家です。 家の一部を解体して煙突部分を、外部に位置付けして基礎を造り、煉瓦を積み始めました。煙突部分は…

群馬のからっ風・・・

群馬のからっ風と話には聞いていましたが、秋から冬にかけてのからっ風は、それ以上のものでした。それから何とかの女房と言いましたが、忘れました。 社長の奥さんは、とても物静かで、社長とは正反対の優しそうな方でした。 工場で仕事しているときの昼は…

名古屋から群馬への道程・・・

私は群馬の暖炉屋まで、車で行くことが当り前になって居ました。 色々荷物もあったし、経費も安く済むからです。 大体夜出発することにしていました。そもそもトラックに乗つている頃は、夜中が当り前だったので苦には成りませんでした。 夜の10時ころ、名古…