煉瓦について・・・
社長は煉瓦を積み始めました。
私達は社長のトラックから、煉瓦を運ぶことに専念していました。それは可成りの仕事でした。煉瓦は4個ひとくくり、暖炉の現場までは可成りの距離ありました。
4個一束の煉瓦を両手に、乱雑に散らばった材木や、建材の散らばった隙間を縫って歩くのは結構疲れた。
社長の話、煉瓦にもいろいろ有るらしい、産地によつて全く違っているらしい。
社長が使ってる煉瓦は、三河産の焼きすぎ煉瓦との事、焼きすぎ煉瓦は一つとして同じ柄の煉瓦はないらしい、耐火煉瓦も三河産とのこと、群馬の倉庫には山と積まれているらしい。
トラックから色んな部品を運び込んだ頃には、疲れ果てていました。
その頃には、暖炉の基礎となる床面は煉瓦で敷き詰められていました。すでに陽が落ち暮れかけていました。
だけどそれからが一仕事。