トラック生活の終焉・・・
そんな生活を、15年ほど続けましたが、そろそろ車生活から卒業したいと思うようになつて来ました。
そんな時、だいぶ前に登場した東京の従弟が、何かの都合で名古屋に来たついでに、我が家に訪れました。彼の実家は三重県の四日市、今でも彼の兄貴の家族が住んでいた、その序だと思う。正直あまり逢いたくなかったのですが、家に来たのを無下に追い返すわけには行きません。
その時は何か知らなかったのですが、とても景気が良かったようでした。
築地市場で逢ってから二十年振りぐらいだったと思います。
その間彼はいろいろ苦労し、もともと頭は良かったし、商才もあったのだろう、しかも悪賢いところもあった。
築地での段ボール集めから、いろいろ職を渡り歩き、何か宝の山を探り当てたらしく、今は、新宿の高層ビルのワンフロワーに事務所を構える社長らしい。
苦労人らしく、高慢なところが鼻につく成金そのもの。
そんな彼が私に、お前暖炉知ってるか?と聞いてきたのです。
暖炉?・・・家の中で薪を燃やすらしい・・・ストーブのようなものらしい。
テレビか映画でしか見たことは無い。
暖炉との出会いが始まった。
人生が少し変わったのです。