嫌われじいさんと捨て猫チビ

猫嫌いのじいさんが飼い猫と戯れる日常と読んできた本の感想たまに。

私が勝手に推薦る現代作家・・・ド

何処までも私が勝手に推薦するだけで、異論もあるだろうけど、それはそれ、勝手に解釈してください。

その作家は、中村文則です。

40前だと思いますが、若いのに凄い作品を出しています。

好き嫌いはさて置いて、話では外国でも可成りの国で翻訳され、読まれているらしい。

私が最初に読んだ作品は、大江健三郎賞受賞した〝掏摸”でした。

兎に角、根の暗い内容の作品が多いい。

最近読んだのは“銃”、彼の初めて出版されたいわゆる処女作です。これまた暗い。

映画化されるらしい。この初版本を探すのに苦労しました。

ある古本屋で偶然目に飛び込んできたのを、買い求めたしかも定価の3割安、眼を疑いつつしめしめ、今は手元にありません。

一読した後、買値の8倍増しで・・・初版本の余禄、しかし10年20年先、どれだけの値打ち、プレミアが付くやら。今もしか持っている方、手放さないほうがいいと思います。

私の場合歳が歳、今持っている本も少しずつ処分している最中、未練なし。

余話、今現在、某新聞の朝刊に連載中!

序にもう一人、取って置きの作家、伊坂幸太郎

この作家も人気ですので、詳しく説明するまでもないけど、一作品だけ。

”死神の精度”これは読む値打ち在り。

続編の”死神の浮力”もお勧めです。