何時まで続く・・・
ネオン屋を始めて二年ほどは、それこそ休むことなく働き続けました。
ある休日妻と出かけようと車に乗り込んだ時、車の前に立ちはだかった人、お得意の看板屋さんの営業の人が、小さなネオン管をもって待っていました。
何事かと、車外に出て話を聞きました。
何のことは無し修理管の依頼でした。
その日の夕方オープンするパチンコ屋のネオンの一本が、点灯しないとの事、どうしても直して、今日中に取り付けないといけないとの事、平身低頭。
しかも、一本造るだけで、金三万円出すとの事、普段なら三千円位の仕事?
そこまで言われて断る訳にもいきません、背広を作業着に着替え工場の電源を入れ、取り掛かりました。
一時間くらいで仕上げ、近所の喫茶店で待つ依頼のもとへ。
三万円差し出しましたが、ニ万円だけ頂きました。
こんなこと、いつまでも続くとは思えません・・・