雑魚寝・・・
冬の信州は寒い。
店が終わるのは比較的早い、十二時過ぎると流石に商店街も店じまい、人もまばら、我らの店もその頃店仕舞い。
母屋の二階の一部屋が、我ら四人の寝室に充てられていた。
夏の間は隣の部屋が、私一人の部屋になって居た。
冬の時期だけ、四人が一部屋で寝ていました。掘り炬燵炬燵がその部屋だけにあったのだから。
炬燵を中心に布団を十字に敷いて、四人が寝るのです。
不思議に思うでしょう、うら若き女性三人、水も滴るいい男?が、同じ部屋にいて何事もなく過ごせたかだって、神に誓って、神なんて信じていない私、何事もなかった。
本当・・・
とかなんとか言って、彼女ら三人、私に興味をもたなかったという事!