お客のいろいろ・・・
相変わらず私はカウンターの片隅で、レコードのお守り。
あの頃と言えば、西田佐知子の”アカシヤの雨が止むとき”?”コーヒールンバ”それに石原裕次郎の”赤いハンカチ”等が、異常なくらい流行っていた。
店がオープンする前から、それらは常に流れていた。私がかけていたのだから間違いない。客が居ようと居まいと。
お客と言えば、前に書いた私が注文してひと月もかかった、セルバンデスのドン・キホーテの本屋の雑貨屋の親父や、茅野では当時観光に力を入れていて、道路の工事が頻繁に行われていたので、土建屋の連中があちこちの地方からやつてきていた。
それに、商店街の旦那連中、変わったところでは、まさに信州らしい職人?かな?分かるかな都会の人に、馬喰!ばくろう、信州は馬肉が名物私も馬肉の刺身がだいすきです。今でも。馬喰はあまり知らないけど、馬とか牛の取引を扱える馬牛仲介人らしい。なんだかヤクザっぽいのかと、でも人は途てもいい人でした。
なぜか私を可愛がってくれました。