嫌われじいさんと捨て猫チビ

猫嫌いのじいさんが飼い猫と戯れる日常と読んできた本の感想たまに。

チビの寝床・・・

夏に弱いのは僕だけでなく、トラも暑いだろうと思いますが、猫一般毛におおわれている生物全般夏は苦手だと思います。

だから夏になると、寝床の確保にトラに先んじないよう、早い者勝ち、先輩もくそも有りません。

わが家の二階には取って置きの冷暗所があります。この家を造る時、嫌われじいさんはネオン屋の前、暖炉屋を営んでいたらしく、立派な煉瓦造りの暖炉が鎮座していました。爺さんに言わせれば、設計ミスで薪を燃やすと、煙が部屋の中に戻ってくるそうです。まー売り物でもなく造った本人が使うものだから、血管のまま完成させ、己の見せしめと言い聞かせているそうです。欠陥の原因は分かっているそうです。

そんなことは僕たちにはどうでも良いのですが、兎に角煉瓦造りの床、専門用語ではステージというそうです、其の床が何ともひゃっこくて気持ちいいのです。

煉瓦だけあって、温まるのに時間が懸かるし、冷めるのが早くて、寝がえりする度、新たな冷気を味わう事が出来るのです。