嫌われじいさんと捨て猫チビ

猫嫌いのじいさんが飼い猫と戯れる日常と読んできた本の感想たまに。

はじめまして・・・

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はじめまして、ぼくが拾われてきた猫、そう、表題の嫌われじいさんと捨て猫の猫です。親の顔を観る事もなく、兄弟三匹と共に、生まれてどれくらい経ったか分からないままに、段ボール箱に入れられ、ある小学校の近くの公園に置いて行かれました。

登校する小学生が、入れ替わり私達を見ながら、勝手なことを言いながら通り過ぎていきました。

其の内誰もいなくなり、私たち兄弟は身を寄せ合って、これからの成り行きに身を震わせていました。お腹はすくし、喉も乾くし、私達を捨てに来た私達の親を飼って居た人間を呪いながら、眠るしかありませんでした。