初代テレビについて
我が家にテレビが来たのは、私が中学一年生の時でした。
前にも言ったことがあると思いますが、豚を飼って居た事もある長い長屋にテレビが来た時の感動は、今でも忘れません。
それまでは、町内の町内会長の家に出向いて、見せてもらっていました。
町内で唯一のテレビ・・・夕食のすんだ頃には、ぞろぞろテレビの前に集まりだした洟垂れ餓鬼が、町内中の数十人、遠慮することもなく、当たり前のようにテレビの前に陣取って、当たり前のようにチャンネルを独占しました。
不思議にチャンネルを自由に操れる悪ガキな決まっていた、誰も逆らえなかった。
当時のテレビのチャンネルは、今と違って、テレビの右端についた大きなチャンネル?名称は忘れましたが、其のツマミをくるくる回しながら、番組を変えていくのです。
と言っても、番組自体2,3しかなかった。主にNHK主体、漫画番組あったかな?
兎に角、プロレスが断トツに人気あった。
力道山が悪役の外人レスラーを、空手チョップで叩きのめす定番、判っていても自ずと歓声をあげ、溜飲を下げていた。
その時だけは、大人も子供もなかった。
続く・・・