嫌われじいさんと捨て猫チビ

猫嫌いのじいさんが飼い猫と戯れる日常と読んできた本の感想たまに。

ネオン屋最大のお客について・・・

当時、バブル経済の最盛期、何の商売やってもある程度成り立ってしまうぐらいの時代でした。私が独立したころは、そろそろ下火になりかかっていましたが、完全に火が消えかかっては居ませんでした。

とかなんとか、ネオン屋の最大のお客様はパチンコ屋をおいてない程のお得意様でした。なんといっても、パチンコ屋は派手さが売り物、各店舗は競ってネオンで着飾って装いました。

パチンコ屋の装いは、正月前、五月の連休まえ、八月の夏休み前と、年に四回ほど新規台入れ替え時等、店舗も改装も序にしていました。

パチンコ屋のネオンは半端でなく、私が請け負って居た頃は、一軒のパチンコ屋のネオンだけでひと月以上懸かつていました。

その間を縫って細かいネオンもこなして行きました。だから看板屋さんとは、常に喧嘩腰の断りに四苦八苦していました。其れはそれなりにありがたい事でしたが、気も重くもありました。