中央市場の嫌われ者、厄介者、と、どうにもならない野良猫として有名だったらしいのです。
その市場の中でも特に嫌われていたのは、生鮮生もののさしみなどを扱う刺身寿司屋だったそうです。
兎に角刺身を所かまわず食べ散らかしてしまうらしいのです。
ある時、すし職人の弟子が苦労の末、彼を捕まえ親方の前に連れ出し膝ま付かせたらしい。差て其れから如何にするべきか、市場中の職人が、彼の始末について頭を悩ませていたという話。
保健所に連れていくべきか?それともと遠くへ連れて行って、放すべきか、それともこの場で・・・それは冗談として、頭を突き合わせ・・・