名阪の成り立ち・・・
名阪国道は、或る皇族が関西方面へ行くため、突貫工事で造ったのだと話を聞いたことがあります。
だから片道一車線でしか在りませんでした。
殆どが山道で、元は獣道でしかなかったのだろうか?と思えるほどでした。
夜中に通行すると、自分の車のライトだけ、気味の悪い道路でした。
特に天理に近づく頃の坂は、途轍もなく急坂、車も悲鳴を上げているのが判る程の坂です。
山頂らしき所にあるちんけな休憩所(帰りに大体仲間の車が止まっている)を過ぎてからが、正念場、二トンも重量オーバーでの下りは腕の見せ所。
トラックは正直、自分の能力をよく知っている。
登りの時は精一杯己の能力を発揮するのですが、いざ下りとなれば、己の脳力以上の力を発揮する。誰も頼まないのに。
何度通っても、ヒア汗かく、兎に角止まらない、悲鳴を上げ、タイヤを軋ませそれでも止まろうとしない、其れを宥め透かして、操るのが私の腕の見せ所。
ともかくこの坂は並大抵ではない。止まらない、ブレーキを踏みつづけハンドルさばきは、私の勝ち。
天理のレストランで軽い朝食。