新車での初仕事・・・
世話になって居る運送屋で、新車祝いの一升瓶の日本酒を頂き、序に仕事も頂きました。
なんと初仕事が、豊橋から野菜を積んで、東京へ・・・
私達庸車は、一回幾らの請負、距離によって値が決まるのです。
運送屋の車のナンバーは、営業用の青ナンバー、私達庸車の車のナンバーは白ナンバー。いわゆる潜り。違法運送、当時はそんな庸車がぞろぞろ、青ナンバーの営業車だけでは、日本の運送業は成り立たない状況でした。
当然行政も見てみぬ振り、静かに罷り通っていました。
運送屋の依頼を受け、荷を積んで目的地まで運ぶ、其れだけの仕事。
月末に請求書を提出、五日後に集金、請求書の10%が運送屋の手数料。
豊橋でキャベツを六トン積んで、可笑しいと思うでしょうが、四トン車ですが四トン積んでは商売になりません。車の積載量は四トンですが、それだけで走る車は殆どありません。
運賃がトン幾らですから、定量では話になりません。
いよいよキャベツ六トン積んで、初の長距離東京へ出発・・・