タバコについて・・・
タバコを吸い始めたきっかけは覚えていませんが、どっちにしても碌なことだろう。
タバコについて碌な思い出は無い。
中学生の頃、友達の単車に無免許で、他人の塀をぶち破った時、初めて警察のお世話になったことがありました。
母親につれられ、家庭裁判所に赴いた時、指導員が私の手をじっと見ていて、右手を掴んで、一言、お前タバコやってるな!図星!自分で右手をつくづく眺めて確認。
人差し指と隣の薬指の先端部分が、薄っすらと黄色ろくなつているのが確認だ来た。
タバコ焼け、流石専門家、その時は、目を瞑ってもらいま した。
以来タバコの火を消すときは、気を付ける様にしました。東京は結構面白いところだと
思いました。
街を歩いていても、誰もが他人には興味がなさそうに、歩いているように私には映った。
私の身なりは決して東京に相応しいとは、本人が一番分かっていた。
気が付けば地元から出てきたころから、あまり衣服を持ってこなかったので、殆ど着た切りスズメ、それでも誰に気遣うことも在りませんでした。
休みの日には、純喫茶とゆう処で何時間も時間潰し。タバコを吸いながらコーヒー一杯で半日は潰しました。当時の私が吸うたばこは両切り、フィルターの付いていないピースと決まっていました。きついタバコでした。
値段はコーヒーと同じくらいでした。確か五十円だと思った。」